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鞴祭にご奉仕させていただきました

11月12日、当社近くにある専門学校、ヒコ・みづのジュエリーカレッジにて鞴祭(ふいごまつり)が行われ、こちらのお祭りのご奉仕をしてきました。

鞴とは、金属の精錬や加工に欠かせない火をおこすために風を送る道具のこと。火を扱う仕事や工房などで昔から行われている火の神様に安全祈願や仕事の繁栄を祈願する行事。
主に鍛冶屋や鋳物師など鞴を使って仕事をする方が鞴を清めてお祝いをします。
今回は構内にあるジュエリーの加工をされる工房にて皆様の安全祈願をさせていただきました。

こちらは工房にある手作りの神棚。
この木の箱のようなものも昔加工をする際に使われていた道具だそう。横にある黒い取手を回して風を送っていたそうです。温もりと愛情を感じました。

神棚の左横にかけられているものが鞴です。年季の入った道具、工房を使われる皆さんが見えるところ、神棚の近くにかけられているのを見ると学生さんや先生方が道具をどれほど丁寧に扱われているのかを感じることができました。

先生方、学生の皆様が多くご参列され、これからも事故や怪我なく創作に励まれ、新たな作品が生み出されることをご祈願させていただきました。

普段は学生が主体で行われていた鞴祭。今年初めてご奉仕させていただきました。偶然にも当社のご祭神であるオモダルノカミとアヤカシコネノカミは技芸上達にもご神徳があります。
ジュエリーには職人やデザイナーなどの作り手の思いと、そのジュエリーを買った時の思い出がぎゅっと詰まっています。それを身につけるだけで心が躍る、プレゼントならその時の幸せな思い出がいつでも蘇ってくるお守りのような存在でもあります。
これからも学生の皆さんがそれぞれの思いをジュエリーに込めて身につける人々に幸せを運んでくれる創作を続けられますように。

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