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【令和4年新年度企画】新しい季節にいい気が巡るゆったり散歩マップ

「BROWN RICE by NEAL’S YARD REMEDIES」at 神宮前5-1-8

玄米、野菜、大豆を中心に肉、魚、卵、乳製品、化学調味料は一切使用しない手作りの温かな食事。
調味料も自家製のものを使用し、毎週仕入れられる自然栽培・無農薬で安心の新鮮な食材を余すことなく使った料理をいただけるBROWN RICE。

イギリス生まれのオーガニックスキンケアブランド「NEAL’S YARD REMEDIES」がプロデュースするBROWN RICEは2014年にオープン。木や植物の温もりと暖かな日差しが入る店内、植物の緑に癒され心地よい風を感じながら食事を楽しめるテラス席で食事を楽しむことができる。

体の中に良いものを取り入れることは心にも必要な栄養。
BROWN RICEでは生産地に直接赴いて食材選びをしている。料理を盛り付ける器も手作りの器を使用しており、手で触れて味わって五感で温もり感じる。

無農薬で自然栽培している生産者から食材が毎週新鮮な状態で届くため、メニューに使われる食材も少しずつ内容が変わる。食べられない根っこの部分は野菜だしにして味噌汁のだしとして使用し、新鮮で安心な食材を新鮮なまま余すことなく取り入れる。

  • <旬野菜のせいろ蒸し膳>産地直送で届く神饌な季節野菜をせいろで皮ごと蒸しあげている。自家製のぽん酢と胡麻味噌だれでいただく。

コロナ前までは主に40代前後の大人の女性がお客様の大半を占めていたが、最近では20代を始め若い人たちが多く来るようになったそう。食べることで免疫を上げるという意識の高まりやヴィーガンブームも相まって、食に対する関心が広い世代で一層深まっているようだ。

食材本来の旨みを活かし素材の栄養をいただくと、体と心がつながり自然に整う。
「NEAL’S YARD REMEDIES」の創業者ロミー・フレイザーは『本当の美しさとは、日々を幸せに暮らす人の健康で華やいだほほえみの中にある』と説く。心身のバランスが取れてこそ美しさは輝きを増す。
春の温かい日差しと優しいそよ風を感じながら、優しく温かなお食事に心も体も気持ちのいい時間を過ごしてみて。

<BROWN RICE by NEAL’S YARD REMEDIES>
▷東京都渋谷区神宮前5-1-8 1F  03-5778-5416
▷平日11:30~17:00(L.O 食事16:00 ドリンク16:30)、土日祝日11:30~18:00(L.O 食事17:00 ドリンク17:30)
https://www.nealsyard.co.jp/brownrice/
※ランチの予約
平日11:30~12:00、土日祝日11:30~12:00のみ予約可能
電話にて予約(03-5778-5416)

「LATTEST OMOTESANDO ESPRESSO BAR」at 神宮前3-5-2

店がオープンするとすぐに出勤前の常連客が入ってきた。
日常の何気ないバリスタとの会話、なんてことない朝が始まる。決して気取らない微笑ましいやり取りが心地よい。

今年2月で10周年を迎えたLATTEST。2012年に世界一の女性バリスタを世に送り出すというコンセプトのもとここ神宮前にお店をオープンした。「神宮前ってなんとなく気がいい街という気がして」この通称“まい泉通り”で店を始めることに。

LATTESTではバリスタが皆女性であることも特徴的。
今でこそ多くのコーヒーショップで見かける女性のバリスタだが、開店当時はまだ女性バリスタは珍しかった。
女性だからこそできる気配り、和やかで活気ある雰囲気がこのお店の大きな魅力。そこに魅力を感じてくれる常連さんも多い。

バリスタがやりたいことをなんでもやらせてくれる。自家焙煎もバリスタからの提案から始まった。現在では焙煎専用の場所で自家焙煎した豆をお店で出している。人間関係の風通しがよく「なんとなく心地いいとか、なんとなくいやだとかという感覚を大切にしている」からこそ、店全体が温かく居心地の良い空気で満たされているのかもしれない。

看板メニューの「ラテスト」は、同店を監修した澤田洋史氏が休憩中に飲んでいた“まかない的”なコーヒーだったそう。冷たいミルクの上に温かいエスプレッソを直接抽出する。そうするとコーヒーに含まれるコーヒーオイルという油分によって一瞬ミルクの上にエスプレッソが浮いた状態になる。
飲み頃は淹れたてすぐ。まずは一口。温かいエスプレッソと冷たいミルク、ほのかに舌にコーヒーオイルの油分を感じる。今までに味わったことのない美味しさに感動すること間違いなし。段々とエスプレッソがミルクに落ちてきて混ざっていく、その過程も楽しめる贅沢な一杯だ。

  • 10周年の時にLATTESTに縁のある方から届いたお祝いのメッセージカードに心がほっこり。

コーヒーマシンの音。心地よい日差しが入る開放的な店内に、笑顔が溢れる穏やかなバリスタとお客様の会話。目の前にあるコーヒーから漂う豊かで穏やかな香り。全ての要素が心地よいBGMになってくつろぎを与えてくれる。10年の優しい積み重ねが多くの常連客をつなげ、お店からコミュニケーションの場ができた。10周年記念には常連さんをはじめ多くの方がお祝いに駆けつけたそう。

お店に行ったら誰かに会えるかもしれない。
美味しいコーヒーも、思い思いの時間を過ごしことができるのも、その空間を作り出しているのは笑顔溢れるコーヒーと人を愛するバリスタたち。皆に愛されるLATTESTで心癒されるひとときを過ごそう。

<LATTEST OMOTESANDO ESPRESSO BAR>
▷東京都渋谷区神宮前3-5-2 03-3478-6276
▷10:00~19:00
https://lattest.jp/

「galerie doux dimanche」at 神宮前3-5-6

表参道から一本入ると続く原二本通り(通称まい泉通り)は、ここ数年で話題のカフェが次々とオープンし連日多くの人で活気づいている。
話題のエリアにあるgalerie doux dimancheは、パリの街角にきたのかと思わせるようなフレンチポップのかわいいが詰まったギャラリーショップ。

長年フランスに住んでいたオーナー夫婦が現地で出会ったアーティストの友人たちを日本に紹介したいという思いから1998年自由が丘に最初のお店をオープン。その後ここ神宮前にもお店を開き、現在に至る。

店内はヨーロッパのアーティストをはじめ、様々なジャンルの作品を展示販売するギャラリースペースと、フランス人クリエーターを中心に個性豊かな雑貨を扱うギャラリーショップを併設している。

ユニークな花器にモビール、キッチンクロスなどお部屋を鮮やかに彩るインテリアグッズから、ポストカードや切り絵、ノートブックなどのステーショナリーは見ているだけでもワクワク。

自社出版しているというパリや北欧のアーティストの部屋のインテリアを紹介するフォトブックはどれも読み応えたっぷり。こんなかわいいお部屋で暮らしてみたいと思わず手にとってしまう。

暖かい春の昼下がり、表参道の人混みから一歩入ればゆったりとした時間が流れる神宮前の住宅街。まだ海外旅行は自由に行くことはできないけれどここに行けばまるでパリの可愛い雑貨屋さんに入ったような気持ちになれる。ふらっと立ち寄ってみたら思わぬトキメキに出会える、そんな体験をgalerie doux dimancheでしてみてはいかが?

*ギャラリー展示の情報*
galerie doux dimancheショップ内のギャラリースペースで3月15日(火)〜4月3日(日)まで「花に恋する三月展」を開催。縁のあるアーティストのお花にまつわる可愛らしい雑貨たちが一同に会す。

<galerie doux dimanche>
▷東京都渋谷区神宮前3-5-6 03-3408-5120
▷12:00~18:00 ※月曜定休日
https://www.2dimanche.com/index.html

「KOFFEE MAMEYA」at 神宮前4-15-3

住宅街の中、黒く塗られた日本家屋を奥に進み店内に入るとカウンターとコーヒー豆の袋が壁一面に並ぶラボのような店内。
2015年に建物の老朽化により一度クローズしたOMOTESANDO KOFFEEが2017年に同じ場所にリニューアルオープンした。

店内には椅子やテーブルはなく、フードなどのメニューもない。コーヒー豆に特化したKOFFEE MAMEYAでは、白衣を身に纏ったバリスタが一人ひとりの好みに合わせコーヒーを「処方」するように丁寧にカウンセリングしていく。

店名の“KOFFEE”のKにはCのコーヒーとは一味違うという意味が込められている。
ほかにも、駅の売店KIOSKのように身近にコーヒーを感じて欲しいという意味が込められていたりと、このKにはKOFFEE MAMEYAのアイデンティティーが詰まっているようだ。

KOFFEE MAMEYAには「お家で飲むコーヒーを美味しいものにしたい」という強い思いがある。
お店で淹れてくれるコーヒーと自宅で淹れるコーヒーは、同じ豆を使っているのになぜか違う。世界各地から豆を厳選しコーヒー豆の原産地やロースターの特性を知り尽くし、世界中のロースターや豆の生産者との信頼関係を築いているからこそ自信を持って豆の魅力を最大限お客様に伝えることができる。

「バリスタは抽出のプロ。豆の生産者やロースターの思いをお客様に伝えることが仕事。」
マス目になっているメニューは、縦軸が上から浅煎りで下に行くにつれて深煎りになっており、左右の軸が豆の個性を表している。このメニューとガラスケースに入れられた豆は対応しているという工夫も面白い。実際に豆を見ると、見た目から豆の違いが一目瞭然なのだ。

コーヒー豆を入れる袋にも細やかなこだわりが。豆の浅煎り深煎りで色の濃淡がグラデーションになっており、袋に書かれた小さな四角の中にコーヒー豆の名前が書かれてある。また、マス目のメニュー表の裏面と照らし合わせると選んだ豆のロースティング(浅煎り深煎り)と口当たりの良さなどが一目でわかるようになっている。
袋の中に入れられたカードには、自宅でコーヒーを淹れる時のレシピが書かれていたり、自宅で実際に淹れた時のことをメモしておけるようになっている。このカードをお店に持っていけばバリスタにコーヒーの淹れ方のアドバイスをいただけるから毎回コーヒーを入れるのが楽しくなりそう。

ミルクに直接コーヒーを浸けておいて作る特製のミルクブリューはコクとほのかな甘みが絶妙。コーヒーが苦手な方にもぜひともおすすめ。

ここまで丁寧な説明をしてコーヒーの美味しさを伝えるのはカフェスタイルよりもしっかりとコーヒーの淹れ方を教えることができるから。やり方がわからないだけ、本当は美味しいコーヒーの淹れ方をプロに聞きたくてもなかなか聞ける機会は少ない。それぞれの豆の特徴や農家・ロースターの思いを伝えることで、結果としてお客様がリピーターになってもらえれば皆が幸せになれる。KOFFEE MAMEYAで自分だけのお気に入りのコーヒーを処方してもらいに行こう。

<KOFFEE MAMEYA>
▷東京都渋谷区神宮前4-15-3 03-5413-9422
▷10:00~18:00
http://koffee-mameya.com/

「NUR flower」 at 神宮前4-23-6

歳を重ねるごとに花への愛着が増していく。部屋に花を飾ることが習慣になるなんて自分でも意外な発見である。
偶然お花屋さんの前を通りかかるとお花を買うことが日常のささやかな幸せを運んでくれる。

表参道ヒルズの裏側、住宅街の中の少し奥まった場所にある白くてお家のようなお花屋さん。
NUR flowerは、フラワーアーティスト前田有紀さん率いるフラワーデザインチーム「gui」の姉妹ブランドとして2021年4月に初となる実店舗としてオープン。ドイツ語で「オンリーワン」を意味するNUR(ヌア)。もともとguiのアトリエをここ神宮前に構えていたが、「大量生産されるものではなく、世界にたった一つのお花で、ひとりひとりのオーダーに寄り添い、よりパーソナルに届くものを作りたい」という思いからお店を開くことに。

一輪でも十分な存在感を放つシックで個性豊かな季節のお花が店内を鮮やかに彩る。
もともとあるお花に色付きの水を吸わせて花の色を変えたりと、ここでしか手に入らない「オンリーワン」の花々に心が躍る。

  • 長野県松本市のキャンドルブランド“handmade candle lifart...”よりNUR flowerオリジナルのフレグランスキャンドル”chai”。大豆とパームの天然素材を使用したキャンドルで上品なシナモンの香りに癒される

NUR flowerは金曜日〜日曜日のため、毎週金曜日に新しいお花を仕入れる。
店内ではお花に合わせた花瓶やアクセサリーなど様々な作家のポップアップも行なっている。

  • 昨年10月にイラストレーター宮嵜蘭さんの展示会を店内で行った時の作品。

新たな挑戦をするあの人に、なんでもない日だけれどたまには日頃感謝を込めてお花を渡そう。何を組み合わせるかはあなた次第。
花を選ぶ時間、お花を渡す時、部屋に飾った花束を目にする時間。一つ花束にかかった全ての時間があなたにとって幸せのひとときを演出してくれます。

<NUR flower>
▷東京都渋谷区神宮前4-23-6 ペリーハウスNO,4
▷金:13:00~18:00、土日11:00~18:00
https://nurflowerinfo.stores.jp/
▷Instagram https://instagram.com/nur__flower?utm_medium=copy_link

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